2025年卒業の新卒採用の採用活動が解禁され今が採用活動たけなわというところでしょうか。新型コロナウィルス渦で落ち込んでいた経況好転を背景に昨年に続き大変な売り手市場になりそうです。そうなるとますます採用する企業側は人材確保がむずかしくなるでしょう。
そこで外国人の採用を考えるにあたってポイントを確認したいと思います。
まず福岡の外国人ってどれくらいいるんでしょうか?
以前は中国の数が多かったようですがベトナムと中国の数が入れ替わったのでしょうか!?
2021年12月時点で76,234人
1位ベトナム18,160人、2位中国17,882人、3位韓国15,244人,4位ネパール7036人、5位フィリピン、6位インドネシア、7位米国、8位ミャンマーの順となっています。※1
ちなみに2012年では総数53,356人
1位中国21,170人、2位韓国18,010人、3位フィリピン3,747人 4位ベトナム1,664人、5位ネパール1,567人 でした。
ベトナムが増大したことがわかりますね。しかし中国が激減したわけではなかったのですね。
働いている人どこの国の人が多いのでしょうか。
1位 ベトナム 19,734人、2位 中国 10,981人、3位 ネパール 7,468人、
4位 フィリピン 4,323人の順となっています。※2
これは予想通りベトナムとネパールが多くてこの二つで全体の半数を占めていますね。
在留資格別の外国人数はどうでしょうか。
永住者と特別永住者を除くと留学が20%、技能実習が16%、技術・人文知識・国際業務は10%
となっていますね。※3
留学生の中で働いている人はどこの国でしょうか?
1位 ベトナム 7,120人、2位 ネパール 5,043人、3位 中国3,405人
ここでもベトナムとネパールが多いですね。この二つで約7割を占めています。
留学生といえばコンビニや居酒屋なんかで留学生を見かけますが、中国の学生が少なくなったと感じていましたがその通りですね。
※2
技能実習生はどうでしょうか。
1位 ベトナム8,780人、2位フィリピン1,147人、3位中国969人、4位インドネシア852人、ネパール5人 ベトナムが多いことは予想していましたがネパールがたった5人とは驚きました。ネパールは技能実習生の制度が働いていないのかほとんど留学で来ているということでしょう。
普段の生活で私たちが技能実習生に合うことはほとんどありませんが、こんなにベトナムの人たちが働いてくれているんですね。
技術・人文知識・国際業務ではどうでしょうか。
1位 中国 2,498人、2位 ベトナム 1,221人、3位 ネパール 819人、4位 韓国 662人
急に中国が増えてきました。中国は今や経済が発展してきて技能実習生としてくる人は少なくなり、日本で勉強し、いわゆるホワイトカラー在留資格のこの技術・人文知識・国際業務在留資格を取得にむけて頑張っているのかもしれませんね。
※1 国際地域別 福岡県内在留外国人数の推移 法務省「在留外国人統計」より
※2 国籍別・在留資格別外国人労働者数(2021年) 福岡労働局における「外国人雇用状況」の届け出状況より
※3 法務「在留外国人統計」