特定技能 業務区分どっちでよんだらいいの?

特定技能

前回の続きです。
クイズを出しておりましたが見てくださった方はいらっしゃいますでしょうか。
<クイズ>
電気工事の特定技能外国人を雇用したいとします。
協議会はどの業界の協議会へ入るのが正解でしょうか?
建設業?製造業どっちでしょう?
<こたえ>
正解は建設業です。
ちなみに制御盤の製作は製造業の試験を受かった特定技能外国人になります。
(もしくは製造業の技能実習を修了した外国人)
制御盤の設置取付は建設業の特定技能外国人になります。
人材を探すところから、違うのでしっかり企業の産業分類や該当の外国人の実施する作業をしっかりと確認する必要があります。
それにより入る協議会も建設業、製造業と違ってきます。
昨今大変値上がりした協議会の会費のことも考えると、お客様に間違えてお知らせしてしまうと大変なことになります。

なお、電気工事は制度が始まった当初は特定技能外国人では受入れができませんでした。
2022年に建設業の区分の再編があり以下の3つに区分けされるようになり、受け入れ可能となった経緯があります。再編後は同一区分内の業務は従事することが可能となり制度の利便性が格段に上がりました。例えば防水施工に従事している特定技能外国人に同じ区分なので内装仕上げ業の業務をお願いすることもできます。
①土木区分 例:コンクリート圧送、とび、建設機械施工、鉄筋施工
②建築区分 例:建築大工、鉄筋施工、とび、屋根ふき、左官、内装仕上げ、塗装、防水施工等
③ライフライン・設備区分 例:配管、保温保冷、電気通信、電気工事等

しかし、最初の方に書いた制御盤製作をしている製造業の特定技能外国人に、設置作業の電気工事はさせられないのです。電気工事は建設業だからです。
ややこしいですよね。以下の二つで整理されているからです。
●事業所の行っている産業分類
●外国人人材が従事する業務区分
詳しいことはラピート行政書士事務所までおたずねください。


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