機械金属加工、電気電子機器組み立て、金属表面処理、紙器段ボール箱製造、コンクリート製品製造、RPF製造、陶磁器製品、印刷・製本、紡織製品、縫製などの製造業について、2025年5月26日の上乗せ基準告示の改正・施行によりJAIMという人材機構への入会が必須となり、実質協議会入会が有料になりました。会費は最低でも年間60,000円必要になります。(今年度は半額)
今まで建設以外は無料だったのが、とうとう製造業もJAIM加入が必須となり有料の波が押し寄せてきた印象です。
そもそも特定技能外国人を雇用したい場合、受入れ会社は、まずは業界別の協議会へ加入する必要があります。
外食なら外食、建設なら建設の協議会に入会が義務つけられています。
これは外国人の入管へのビザ申請の前に入会完了までしなければならないのと、入会完了まで2カ月ほど時間がかかるため、特定技能人材を検討したならばまずやらなくてはならないことでした。
これまで無料だったためこの時点では、まだ外国人の採用に向け会社も検討を始めるため入会しよう!でもよかったかもしれません。しかしこれからはこの費用を払って本当に外国人採用に踏み切るのか、スタート時点で全体の費用を洗い出し、採用スケジュールを意識して動く必要が出てきました。それくらい時間とお金がかかるということです。
製造業はそもそも以下のような流れで協議会入会システムに入力し資料を添付しなければならないなど入会手続きが難しく大変です。しかも結構、協議会から修正依頼が入ります。(ここおかしいので修正してくださいなど)
比較すると外食などは、営業許可証の写しと誓約書くらいの提出でOKです。全然違いますよね。
【製造業入会システムの入力項目】
1.製造品の画像と説明文
2.製造品が最終的に組み込まれる完成品(最終完成品)の画像と説明文
3.製造品を生産するための用いた設備(工作機械、鋳造機、鍛造機、プレス機等)の画像および説明文
4.事業実態を確認できる、直近1年以内の証跡画像(納品書、出荷指示書、仕入れ書等)
なにかと面倒くさい協議会加入ですが、ここでクイズです。
電気工事の特定技能外国人を雇用したいとします。
協議会はどの業界の協議会へ入るのが正解でしょうか?
建設業?製造業どっちでしょう?
このつづきは次回また・・・